ONION商標・弁理士の山中です。

あっという間に話題になりましたよね、米国発の音声SNS『Clubhouse(クラブハウス)』。

自分の場合は、インスタやFacebookなどのタイムラインで、1月28日ぐらいから、それに関する友人の投稿が急激に増えていきました。元来、へそ曲がりなところがあるので、「流行っている」とか聞くと逆に遠ざけたくなるタイプなのと、「たぶん、あまり使わないな(※理由は後述)」と思って知らんぷりしていたのですが、その後も関連投稿は増えるばかり。一応エンタメ関連のコンサルもさせてもらっている立場からすると、チェックしておかないと行けないのかな、という気にもなり、また「こういう使い方ならアリかも(※これも後述)」と思いつくことがあったので、トライしてみることにしました。

まず、サイトに行っても、こんな表示です。
https://www.joinclubhouse.com/

「既に始めてる人からの招待があれば入れるよ」と。いや、友人に招待お願いしてまで始めたくもないし。今のところ、iOSだけ対応なんですよね(※自分はスマホはAndroidなのですが、iPADも使っているので、そちらで行ける)。

もう少し調べてみると、招待がなくても、登録だけして「ウェイティングリスト」に入っておけば、いつか承認がおりれば参加できるらしい。こちら全く急いでないので、それでいいやと、アプリをDLして登録(携帯番号の入力や、アイコンの写真、希望のアカウントの設定など)だけしておきました。

すると、わずか数時間後に通知が。早速参加できましたよと。どうやら、互いの電話帳に番号を登録している、既会員の方が「Let them in !」とノミネートいただいたようなのです。ありがとうございます。これが1月30日のことです。

以降、いつの間にか、番号でつながっている友人たちを、いつの間にかFollowingしており、またFollowされてもおり(※知らない人からも?)、友人たちの開いている様々なテーマの「Room」が通知されるようになりました。

そこから、世の中での話題はさらに急激に拡大していきましたよね。まだ英語版・iOS版しかないというのに、新聞のコラムやテレビのワイドショーなどでも、2月初週は毎日のように特集を見ることになりました。本当にそんな、みんなハマってるの?普及してんの?という疑問はさておき。

では、自分はどのようにClubhouseを使っているのでしょうか…

…実はですね、まだほとんど使っていないのです、Clubhouse(苦笑)

確かに、本来だったら到底会えないような有名人同士の会話が聞けるRoomなど、コンテンツとしても貴重なものもたくさんあると思うのですが、既存の「音声コンテンツ」で聴きたいものもじゅうぶんに聴く時間が取れていない、というのが現状でして。具体的には、ラジオ(Radikoのタイムフリー含む)、ポッドキャスト、YouTubeやMixcloudに転がっている過去の音声メディアのコンテンツなどなど…もともと音声コンテンツが好き故に、そっちまで手が回らない、というのが実情です。当初、登録をためらっていた「たぶん、あまり使わないな」という理由は、これになります。

では、「流行りものチェック」という必然性以外に、登録のきっかけとなった「こういう使い方ならアリかも」というのは、ごく限られた友人同士の、クローズド雑談用です。LINEでグループを作って「文字(+絵文字)」だけでコミュニケーションをとっているのを、音声でやれたら、学生時代の「教室」や「部室」でのダベりに近いノリで、楽しめるのかなと。もし、音楽好きな友人同士なら、その友人だけでしか通用しないようなマニアックなネタでやってみたいですね。「91年2月第2週の、UK/USチャートについて語る」みたいな。そんな、自分たちにしか有意義でないネタを、面白がってくれる人が世の中に存在するなら、それはそれでウェルカムなのですが。

さて、最後ぐらい弁理士らしく、Clubhouse利用時の知的財産権に関する注意事項に、ちょっとは触れて締めましょう。

「音声」SNSだけに、画像や動画といった著作物の著作権を侵害してしまうことは考えられませんが、音声になっている著作物~朗読とか、演説とかもあるけど、一番ありうるのは「音楽」の著作物について、その著作権を侵害してしまうケースでしょうね。他人の音楽の著作物を、その著作(権)者に無断で、Clubhouseを介して共有してしまうことは、(著作権のひとつ)「公衆送信権」を侵害することになります。まだClubhouseは、JASRAC等の音楽著作権管理団体と包括契約は結んでいないそうなので、利用者のかわりにClubhouseが、著作権使用料を払って(許諾をとって)くれているということはありませんので、その点は気を付けましょう。

そう、もし「91年2月第2週の、UK/USチャートについて語る」を、著作権侵害に気を付けながら実際に行うなら、参加者各々が、チャートを紙とか、別の端末で見ながら、そこに登場する曲やアーティストを知っている前提で、語るだけのRoomになるのです。こりゃ、物理的にクローズドにしなくても、既知の友人とぐらいしか語れないマニアックさだわ(苦笑)。